美しい 祝詞 唱える 神主さん
祝 詞
祝詞とは、神職(神様にお仕えする人)が、神様をたたえ、お願いをする時に唱える言葉です。昔から言葉には魂があり、良い言葉を話すと良いことが起こると言われます。祝詞では古くから伝わる美しい日本の言葉を、心をこめて唱えます。。
縁結びの相談で 神様出雲に 神無月
出雲大社
出雲大社の主祭神、大国主大神は、天照大御神に国譲りをした際、「幽れた神事を治めましょう」と言われました。「幽れた神事」とは見えない「縁」を結ぶことです。世の中すべてのものが幸せな縁で結ばれるように、神無月(10月)には全国の神々を出雲にお迎えし縁組の相談をされると伝えられ、縁結びの神様として信仰されてきました。。
お伊勢さん 二十年ごとに 新しい
伊勢神宮
「お伊勢さん」と親しまれている伊勢神宮の正式名称は「神宮」です。 全国の神社の中心となる神社で、皇室の祖先である天照大御神と豊受大神をお祀りしています。 二十年に一度、すべての御社殿をはじめ、御神宝などを新しく造り替える式年遷宮が行われ、伊勢神宮の最高最大のお祭りです。。
神棚は お家の中の 神社です
神 棚
昔から日本人は、生活の大切な場所に神様をお祀りして来ました。家の中で神様をお祀りするのが神棚です。お神札は神棚にお祀りして家をお守りいただくものです。一年間お祀りしたお神札は年末に神社に納め、お焚き上げをしてもらい、新しいお神札を受けます。 。
くぐる鳥居 一礼してから 参ります
鳥 居
鳥居は神社のシンボルです。 神社をお参りするときは、まず鳥居で浅いおじぎをします。鳥居から先は神様の宿る場所ですから、私たちの住む世界との境を示す門の役割もあります。 参道の真ん中は正中と言い、神様の通り道と言われます。 参道を歩くときは端に寄って歩くのが礼儀とされています。
参拝は 二礼二拍手 一礼で
拝礼の作法
一般的には二礼二拍手一礼です。
(1) 拝殿前に進み出て最初軽くおじぎをする。
(2) お賽銭を入れ、鈴を鳴らす。
(3) 2回深く礼をする。
(4) 2回柏手(拍手)をうつ。
(5) 1回深く礼をする。
(6) 最後に軽くおじぎをする。
伊勢神宮では「八度拝」(八開手)、出雲大社では「二礼四拍手一礼」で行われています。
玉串は 心を込めて 神前に
玉串拝礼
正式参拝では神前に玉串をお供えします。玉串は、榊の枝に木綿または紙でつくる紙垂をつけ、神様とお祈りする人を結び付けるものです。玉串を捧げる時は、神様を敬い、心をこめて、根元を神前に向けてさし上げます。 また、神前にお供えする米・酒・魚・野菜・果物・塩・水などを、神饌といいます。。
手水舎で 手と口清めて 宮参り
手水舎
神社参拝では手水舎で手と口を清めます。
1.右手で柄杓をもって左手を清め
2.左手に持ち替えて、右手を清め
3.再び右手に柄杓を持ち替え、左手のひらに水を受け、その水を口に含んで口をすすぎます。(うがいをしてはいけません)
4.再度、左手を清め、柄杓を垂直に持ち上げ、柄杓全体をすすぎ清め、元の位置に戻します。
平和願い 幸い祈り 絵馬奉納
絵 馬
絵馬は、神様への願いごとや感謝の気持ちを木の板に書くものです。 馬は神様の乗りものとされ、昔は本物の馬を神様にお供えしていました。やがて、馬の代わりに、木の板に馬の絵を書いてお供えするようになったのが、絵馬のはじまりで、願いごとに使われるようになったものです。。
真心を込めて 入れます お賽銭
お賽銭
お参りのとき、「願いごとが叶うように」と上げるのがお賽銭です。願いが叶ったらお礼と感謝の気持ちでお参りし、もう一度上げます。また、投げ入れるのは、祓う意味が込められているとも言われます。
巫女が持つ 鈴清らかに 神楽舞
鈴
神社では「神主」さんや「巫女」さんが働いています。 神主さんは、神社にお祀りされている神様にお仕えする人で、神事を執り行います。 巫女さんは、神様の前で舞を舞ったり神事のお手伝いをします。巫女さんが持つ鈴の清々しい音は清らかな気持ちにさせ、願いごとを神様にお取次ぎしたしるしという意味もあります。。
厄年は 無事を祈って 厄祓
厄 祓
人は生まれてから、初宮詣、七五三、成人式など、成長に従い神様に感謝を捧げますが、成人し、世のため人のために働く世代には、健康で大きなトラブルに負けないよう厄祓をします。
男性の厄年は25歳、42歳、61歳。
女性の厄年は19歳、33歳、37歳。
これに前後各1年を前厄、後厄といいます。この3年間は注意の必要な歳とも言われます。。
良い事を願って みくじを 引いてみる
おみくじ
「くじ」ということばを敬って「みくじ」と呼び、さらに「お」を付けたのが「おみくじ」です。 「おみくじ」に書いてあることは神様からの注意・助言です。良いことも良くないことも書いてあります。神様からの注意ですので、今の生活態度を見直すきっかけにしてみましょう。
悪いこと しめ縄張って 寄せ付けず
しめ縄
神社の建物や鳥居・御神木に張ってある縄を「しめ縄」といいます。「しめ」は「占」に当り、神聖な場所であることを意味しています。 しめ縄には、紙垂が下げてあり、しめ縄は「雷雲」、紙垂は「雷」を表ているとも言われます。 天照大御神が二度とお籠りにならないよう、神々が天岩戸の入口に「しめくり縄」を張り巡らせたのが始まりとされます。